GODA認知症(Dementia)は、単なる「物忘れ」ではなく、脳の病気や障害によって認知機能が低下し、日常生活に支障が出ている状態を指します。
身近な方が「もしかして?」と感じた際や、知識として知っておきたいポイントを分かりやすく整理しました。
主な原因となる病気
認知症にはいくつかのタイプがあり、原因によって症状や進行具合が異なります。
| タイプ | 特徴 | 主な症状 |
| アルツハイマー型 | 最も多い(約7割)。脳に特殊なタンパク質が溜まり、脳が萎縮する。 | 新しいことが覚えられない、時間や場所がわからなくなる。 |
| 血管性認知症 | 脳梗塞や脳出血によって脳の神経細胞が壊れる。 | 症状が段階的に進む。できることと出来ないことがはっきり分かれる(まだら認知症)。 |
| レビー小体型 | 脳に「レビー小体」という物質ができる。 | 実際にはいないものが見える(幻視)、手が震える、動作が遅くなる。 |
| 前頭側頭型 | 脳の前頭葉や側頭葉が萎縮する。 | 感情の抑制が効かなくなる、社会的なルールを守れなくなる。 |
「単なる物忘れ」との違い
加齢による物忘れと認知症には、決定的な違いがあります。
- 加齢による物忘れ:
- 体験の「一部」を忘れる(例:朝ごはんの献立を忘れる)。
- ヒントがあれば思い出せる。
- 本人が「忘れっぽくなった」と自覚している。
- 認知症による物忘れ:
- 体験の「すべて」を忘れる(例:ご飯を食べたこと自体を忘れる)。
- ヒントがあっても思い出せない。
- 本人が忘れていることを自覚していない(取り繕う)。
周囲が気づきやすいサイン
「あれ、おかしいな?」と思ったら、以下の変化に注目してみてください。
- 記憶の変化:何度も同じ質問を繰り返す。
- 判断力の低下:料理の手際が悪くなる、季節に合わない服を着る。
- 意欲の低下:趣味や身だしなみに興味を示さなくなる。
- 性格の変化:怒りっぽくなる、疑い深くなる(財布を盗まれたと言うなど)。
もし不安を感じたら
認知症は早期に発見することで、「進行を遅らせる」「適切なケアで生活の質を保つ」「治るタイプの認知症(正常圧水頭症など)を見逃さない」といったメリットがあります。
- 専門医を受診する:もの忘れ外来、精神科、神経内科など。
- 相談窓口を活用する:お住まいの地域の「地域包括支援センター」は、高齢者ケアの心強い味方です。
- 環境を整える:本人が混乱しないよう、無理に否定せず、安心できる環境を作ることが大切です。
ご家族やご自身のことだと、不安や焦りを感じるのが当たり前です。一人で抱え込まず、まずは専門家や地域のサポートを頼ることから始めてみてください。
