知的障害とは

YONEKURA

「知的障害」を、一言で言うと「発達期(おおむね18歳まで)に生じた、知的能力の制約と、日常生活への適応の難しさ」を指します。ただ、これは決して「何もできない」ということではありません。周囲の理解や適切なサポートがあれば、自分らしく社会で生活していくことが十分に可能です。知的障害は「病気」ではなく、その人の持つ「特性」の一つと捉えるのが今の主流の考え方です。
❶個別のペース: 学習や理解のスピードがゆっくりですが、その人なりの学び方や得意なことがあります。
❷環境の影響: 本人の努力不足ではなく、社会側のルールや仕組みが「その人にとって複雑すぎる」ために困難が生じているという側面があります。
補足:療育手帳について 日本では、知的障害があると判定された場合に「療育手帳(愛の手帳など)」が交付されます。これにより、税金の減免や公共交通機関の割引、就労支援などのさまざまな福祉サービスを受けることができます。
大雑把な解説を下にまとめておきます。また下の動画を参考にしてください。

判断の基準

一般的に、以下の2つの側面から総合的に判断されます。
❶知的能力(IQ)の指標 標準的な知能指数(IQ)がおおむね70以下であることが一つの目安とされます。記憶、推理、判断などの論理的な思考に時間がかかる傾向があります。
❷適応行動の困難さ 身の回りのこと(着替え、食事)、コミュニケーション、社会ルールを守ることなど、その年齢に相応の日常生活を送る上での難しさを指します。

障害の程度の区分

日本では、知能指数や日常生活の自立度によって、一般的に4つの区分に分けられています。

区分特徴の目安
軽度日常の会話はスムーズ。複雑な計算や抽象的な概念の理解にサポートが必要。
中等度具体的な言葉でのやり取りが可能。身の回りのことに部分的な介助が必要な場合も。
重度言葉での意思疎通が難しく、日常生活の多くに介助や見守りが必要。
最重度意思表示が非常に限定的。常に手厚い介護とサポートが必要。
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