双極性障害⁑2025.4.26

双極性障害は活動的になる躁(そう)状態と、気分が落ち込むうつ状態を繰り返す病気です。双極性障害のはっきりとした原因は不明ですが、脳のはたらきをコントロールする“神経伝達物質”のバランスが崩れることが関係していると分かっています。そのほか、遺伝や生活習慣・ストレスなどの環境も関わっているといわれています。
双極性障害は、20歳前後の人に発症することが多い病気です。双極性障害というのは、だいたい人口の1%ぐらいが発症する病気といわれています。 いわゆる脳病で、薬がしっかり効くパターンの精神科の病気です。 カウンセリングよりも薬物治療がとても重要です。再発予防のためにも薬を飲み続けることが重要です。10代から20代で発症することが多いということがわかっています。 ただ、35%以上が発症から10年以上経って診断されると言われています。 40代~50代で双極性障害が初めて見つかるパターンも多く、うつ病かなと思って治療していたら、途中で躁状態になり、診断が双極性障害に変更されたというケースも全然珍しくありません。